話しの発端は、(この旅行の仕掛人の鈴木尚賢)さんが“栗生明さんが設計した伊勢神宮せんぐう館が完成したので設計者本人と共に見学に行こう”でした。
ちょうど伊勢神宮は二十年に一度の 式年遷宮の年にも当たり良いタイミングということで企画されました。
栗生さんにもお願いし一泊二日で平等院見学も含め計画されました。
平等院には、同じく栗生さん設計による鳳翔館(ほうしょうかん)が有るので案内をしてくれることになりました。
参加者は、伊東さん、伊東さんの娘さん、印出さん、中嶌さん、吉田さん、栗生さん、辻さん、鈴木さんの計8人となりました。栗生さんは仕事の都合で現地平等院にて合流。
この御一行の本来の平均年齢は65歳のところ、若干一名の若者参加により、心身ともに5〜6歳若返りの旅となりました。
当日(5月20日)東京は雨、東京駅 銀の鈴で待ち合わせ、のぞみで京都まで、西に向かうと徐々に天気は回復京都に着いた時には上天気、きっとこの中に天気女か天気男が居たのでしょう。
京都で予約しておいたレンタカーを借り、プロのドライバー鈴木さんの運転で一路平等院へ、平等院参道でランチをして、平等院前で予定通り栗生さんと平等院住職の宮城さんが待っていてくれました。 宮城さんは栗生さんとは仕事仲間のお友達。
宮城さんはご自分の予定を変更して私達のガイドをしてくださるために来てくださいました。
平等院鳳凰堂は当時修理中だったので十円硬貨の裏に描かれている優雅な鳳凰堂の姿は仮設素屋根で覆われていて外観は見ることはできませんでした。
ここで育った住職 宮城さんは子供の頃の平等院は自分の家の庭だったので、いろいろといたずらして遊んだなど普通のガイドとは一味も二味も違う面白いお話をしてくださいました。
しかしここで奇跡が!
宮城さんのご厚意で、本来非公開の修理中の鳳凰堂を特別見せてくれることになりました。早速ヘルメットを着用して中へ、すべての屋根瓦、鬼瓦、鳳凰、宝珠、金飾り等取り外せるものは全て外されていました。私達が見せていただいた時は屋根木部の交換修理中でした。白壁の装飾や絵も再生補修中でした。
普段では決して見ることのできない鳳凰堂の姿を真近で見ることができ、感無量でした。
内部写真は、非公開なのでここには掲載できないのであしからず。
興奮の収まらないまま鳳翔館へ、国宝の 鳳凰、雲中供養菩薩などを拝観し・・・私達も極楽浄土に行けるかな。
鳳翔館出口で記念撮影パチリ!
鳳翔館内部は撮影禁止のため内部の写真はありません。
その後最勝院(平等院敷地内に有る宮城さんのご自宅)の明治維新の時代劇のドラマに出てきそうなお部屋に招待していただき、お茶と茶団子を御馳走して頂きながら、国宝に指定された平等院の維持管理の大変さなど貴重なお話を伺うことができました。
夢の様な体験をした平等院を後に、今日の宿泊場所伊勢神宮会館に移動しました。
予定通り、18時前に到着。
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豪華な夕食! 今日はお疲れ様で〜す! かんぱ〜い! 食後の二次会でおおいに語らい明日の予定を確認し就寝。 |
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二日目、伊瀬の日の出を拝みながら朝食前の早朝参拝に参加、今回参加した人達は日頃の行いが良いせいか、ここでも幸運なことに朔日(ついたち)参りに遭遇、身も心も清められました。式年遷宮の年だったので新旧の正宮を見ることもできました。
内宮を参拝して、朝食後外宮へ移動、せんぐう館に向かいました。
せんぐう館は設計者本人から説明をしてもらったので、桧の木で出来た休憩用ベンチの秘密、原寸大の外宮正殿の設置時の苦労話、壁の模様へのこだわりなど興味あるお話を聞くことができました。又自然との調和を一番に考えたなどせんぐう館の設計の方針から見ることができたような気がしました。
せんぐう館の前で記念写真
いい雰囲気
パチリ!
内宮おかげ横丁でランチをし、満腹になったのに、伊勢うどんが食べたいとの声が。
栗生さんが御馳走してくれるということで2杯をみんなで分けていただきました。
もちもちのうどんにたれがからんで独特の食感でした、美味しくいただきました。
赤福本店でお土産も買って、あっと言う間の二日間でした。
次の伊勢式年遷宮には “また皆で綺麗になった平等院とお伊勢参りに行きましょう”と誓いつつ、心に残る最高の旅となりました。
幹事さんご苦労様でした!