旅行愛好会
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第1回の旅行会は平成18年(2006年)12月3~4日の群馬県・霧積温泉でした。その後、那須町コロボックル山荘、甲州路と列石温泉、八ッ場ダム建設予定地と甲州路、常陸の国と会津、伊豆半島巡り、秋の信濃路などを旅してきました。
そして、平成27年(2015年)10月18~19日の「秋の秩父路を堪能」した第8回旅行会以降、休眠状態となってしまいました。
参加者は毎回10名前後、最大で16名でしたが、和気あいあいとした楽しい旅でした。
コロナ禍も収まってきました。また、再開できることを願っています。
これまでの実績は下記の通りです。
参加者=井料京子(1期) 桑村益夫(1期) 井上冨美子(6期) 宮崎久子(8期)
印出博美(14期) 鈴木尚賢(14期) 石川育男(15期) 伊藤あい子(16期)
藤本きよ子(19期) 合計9名 (卒業期・50音順、敬称略)
小川町の「手漉き和紙」
第8回「楓会」旅行会は2015年10月18・19日に行われました。過去7回の旅行は移動距離300~400㎞でかなりの強硬旅でしたが、今回の旅は200㎞程度のゆっくり旅となりました。参加者は9人でしたので10人乗りのワゴンをレンタルして、誰気兼ねなく、途中でコース変更もアリののんびり旅となりました。
ちちぶ銘仙館
「秋の秩父路を堪能する」ことを目的に、小川町の「手漉き和紙」、秩父市では「龍勢会館」「秩父事件の井上伝蔵邸」「ちちぶ銘仙館」を心行くまでゆっくり見学しました。「銘仙館」では本物の銘仙羽織をまとった女性参加者全員で「ハイポーズ」。
「梁山泊」の露天風呂
本日のお宿は、小鹿野町の「梁山泊」外見に似合わずなかなかのおもてなしに、皆さん満足なさいまして大交流会の夜は更けてゆきます。旅館の温泉は内湯・露天とも手ごろな広さで、特に露天風呂は崖の上ということもありなかなかの景色でした。
秩父夜祭
翌日は、秩父まつり会館とその隣の秩父神社の見学、最後に長瀞町の宝登山(ほどさん)にロープウェイで登りました。
両日とも晴天で秋は今一つでしたが、皆さん元気に楽しい旅を堪能しました。
参加者=1期2名 5期1名 6期1名 8期2名 14期2名 15期1名 16期3名
17期1名 合計13名
今回、借り上げた観光バス会社はKu さん宅の近くにありましたので、Ku さんが最初に乗車してくださり、順次、乗車場所へ案内して全員が滞りなく合流し、8時には目的地に向けてシュッパーツと相成りました。
上田城
一気に長野県は上田市に向いまして、まずは「上田城」の見学です。思い思いに空堀跡や再建された城の櫓などに見入ったあとは、なんといっても「腹が減っては・・・・」で、お昼であります。城址公園の向かいにあります「千本桜」というお蕎麦屋さんに、おりしも、上田城で記念イベントが行われておりお食事場所も行列でしたが、「貼らなきゃ食えない提灯屋、待たなきゃ食えないお蕎麦屋さん」てなワケで順番待ち。やっとありついたお席で「天麩羅と大もりそば」
を注文すると仲居さんが「大盛りは、きっと無理ですよ」とありがたいご忠告、では並盛りでと注文し待つこと暫し、「これで並盛り!!」とビックリするほどの量でした。
鹿教湯温泉のシンボル・五台橋
腹ごしらえも済みまして、次に訪ねたのは「戦没画学生慰霊美術館『無言館』」です。「絵は何も語らず『無言』だが、見る人に多くを語りかける」との思いで命名されたとか、皆さん何かを感じ取られたご様子でした。
おとなりに鎮座ましますのは「独鈷山前山寺」今から1200年程前に弘法大師が開創したと伝えられる由緒正しき古刹です。
国宝 松本城
秋の日は釣瓶落としとか、もう日が暮れ始めました。本日のお宿は、鹿教湯温泉「鹿鳴荘」です。大広間を提供いただいての豪華お食事並びに恒例の交流会に夜は更けてゆきます。ここ鹿教湯温泉には「文殊の湯」という共同浴場があり、温泉に宿泊した人は無料で入れます。またすぐ前には川と橋がありますが、ちょうど紅葉の時期に当たりライトアップされたモミジを見ながらの温泉は格別でした。また、橋は杮葺きの屋根が付いたもので、全国を見ても希少な橋だそうです。
いわさき ちひろ「母の日」
翌日は国宝「松本城」の見学、おりしも「菊祭り」が行われておりまして、そちらも楽しみました。多くの皆さんは天守閣まで登り達成感に浸っておりました。途中、リクエストにもとづき安曇野わさび田湧水郡・大王わさび農場でお昼を取り、最後に「ちひろ美術館」を見学して帰路に・・・・。と思ったら、「目指したお土産がまだ手にはいらない」との悲痛な叫びに、添乗員は心優しく「道の駅」を探し出し皆さんご満足で帰路につきました。
参加者=1期1名 2期3名 5期4名 6期1名 8期1名 10期1名 14期2名 15期1名
16期2名 合計16名
柿田川湧水
今回のプランナーは「ヤッチン企画」こと、Sa さんです。
「楓会」初の試みとして、電車とバスによる旅行会となりました。
市川駅で待ち合わせる人、東京駅で合流する人、横浜駅で乗り込む人、果ては三島の駅で待ってる人など、それぞれのご都合に合わせた集合方法を採用して、新たな参加者の要望をかなえるものとなりました。
伊豆のワサビ田
三島駅で全員集合しましたご一行さんは路線バスを使って、先ずは、富士山の伏流水の湧き上がる「柿田川公園」を散策、またまた、路線バスを乗り継いで、ワサビの生産地を訪問し、ワサビ田の見学と共に「ワサビ漬け」製造体験をしました。
出来上がったワサビはパックに入れて持ち帰るのですが、その夜の酒のお伴に饗されるというはかない末期のものもおりました。
紀州鉄道 伊豆一碧湖ホテル
そして、本日のお宿「紀州鉄道 伊豆一碧湖ホテル」に到着し、それぞれに夕餉までをすごし晩餐となりました。
翌朝は、「一碧湖」の湖畔を散策するなどゆっくりと過ごし朝食に、二日目の行程はヤッチン企画のご配慮で、「大室山の展望」コースと「美術館めぐり」コースと「七福神めぐり」コースが準備され、
大室山
参加者はそれぞれの希望に沿って楽しむというサプライズが用意され、皆さんが納得の旅となりました。
参加者=1期2名 2期2名 5期3名 6期1名 8期1名 10期1名 14期2名
15期1名 16期3名 17期1名 合計17名
Si さんは参加予定でしたが体調不良のため欠席されました。
野口雨情記念館
今回は、タイトルにもありますように、茨城県北部から福島県会津まで少々強行軍でしたが足を延ばしました。筑波山を車中から眺めつつ常磐自動車道を一路北へ、高萩ICで高速道をおりまして、江戸中期の豪農の屋敷「穂積家住宅」の見学、茨城県立高等職業訓練校に併設されている「畳工芸美術館」の見学、さらには,「野口雨情記念館」と雨情の生家の見学・・・・・。 この時刻になりますともうお腹がペコペコでありまして見学どころではありません。
岡倉天心
そこで、お待たせいたしました。お昼は「北茨城漁業歴史資料館・ようそろー」で頂きました。ここは大津港の構内にありましたが、翌年3月の「東日本大地震」の大津波で跡形もなく流されてしまいました。(現在は再建されて以前と変わりなく営業されているとのことです)続きまして、同所にあります「天心記念五浦美術館」を訪れまして、近くにあります「六角堂」まで足を延ばした方々は津波でさらわれる以前の本物の六角堂を訪れるという貴重な体験者であります。此処まででほとんどの時間を費やしましたので、本日のお宿、表磐梯押立温泉「住吉館」に向けて一気にバスは走ります。
住吉館の露天風呂
おかげ様で、予定の時刻より早めに到着しましたご一行様はのんびりと辺りを散策したり、部屋に引きこもって酒盛りを始めるやら、結構なことでございます。夕食をいただいたあと、宿の計らいで「ホタル見物」と相成りまして、皆さん慣れない真っ暗な夜道をワイワイガヤガヤと進むのであります。ご主人についてゆくこと数分、すぐ目の前で三つ四つ二つ三つ・・・・、と夜目に慣れてきた眼前にはホタルの乱舞が・・・・・、「やっぱり来てよかったね」「こんな景色は何十年ぶり」などと感嘆の声がしきりでした。
翌日は、桧原湖や五色沼を見物して、いざ帰途に・・・という時、一人のご婦人から「どこかに荷物を置き忘れたみたい」との訴えがあり、添乗員の機転で数箇所にチェックの手配、失せものは無事持ち主のもとに戻るという「ハッピーエンド」のオマケもつきました。
参加者=1期2名 2期1名 5期3名 6期1名 8期1名 10期1名 14期2名
15期1名 16期3名 17期1名 合計16名
今回は皆さんの色々なアイディアで、盛り沢山の見所・お楽しみ場所が設けられました。勿論、今回も観光バスを仕立てました。初めに行きましたのが「群馬フラワーパーク」少し時季が遅かったものの、紫陽花や薔薇などが綺麗に咲いていました。
卯三郎こけし
次に立ち寄りましたのは「卯三郎こけし」こけし製作工房で古くからのこけしを蒐集・展示してありました。その次は「はるなガラス工房」ガラス細工の製作過程を見学できるコースがありまして、記念に写真をとカメラを向けたら「撮影禁止」と怒られました。さらに、お次は「針塚農産」ここは地元の野菜で漬物を作っているところ。有料で漬物作り体験ができます。皆さん真剣な表情で漬物作りに挑戦しました。
はるなガラス工房
やっと一日目の予定を消化しまして、目指すは、「川原湯温泉」の老舗旅館「高田屋」ここ、川原湯温泉と温泉街は八ッ場ダムが完成すると湖底に沈む運命です。「沈んでしまう前に訪ねておこう」との思いで宿泊することにしました。
その頃、Ma さんは新幹線で高崎に続いてローカル線の「吾妻線」に揺られて、川原湯温泉駅(この駅も湖底に沈む運命です)に、宿の手配で目出度く本隊に合流いたしました。
その夜は、いつものように盛大な交流会となりました。
川原湯温泉駅
一夜明けて、今日は「八ッ場ダム」に関する「お勉強会」でありまして、群馬県八ッ場ダム水源地域対策事務所という何やら堅苦しそうな場所に行きまして、(ここに予約すると無料で関連地域をめぐりながら説明を受けることができますので)事務所差し回しのマイクロバスに乗り換えて建設現場の視察を行いました。視察後にもとの事務所にもどり、担当の方よりひと口上を受けましてアンケートを提出一件落着でありました。
その後「ロマンチック街道」で浅間山方面を訪ね無事帰宅となりました。
参加者=1期1名 2期1名 5期2名 6期1名 8期2名 10期1名 14期2名 16期2名
17期1名 合計13名
ますます参加者が増え普通車では無理となったので、観光バス会社のマイクロバスを仕立てました。
往きは奥多摩街道で、途中「澤の井酒造」を見学、昼間から試飲のお酒ですっかりメートルが上がってしまいました。近くの「櫛簪美術館」を見学し奥多摩湖で一休みしまして、
乾徳山 恵林寺
大菩薩ラインを通って山梨県塩山市(現:甲州市)に「乾徳山 恵林寺」(武田信玄の菩提寺)を拝観、塩山駅で、夕方から合流のTa さんをお迎えしました。
このとき、「タケイガ キタゾ~、タケイガ キタゾ~、」という流行り歌が流れました。
(このときより、「ヤッチン企画」さんが「ショーケンツーリスト」「ミノケンプロダクション」「安藤旅行社」の三社に仲間入りしました。)
雲峰荘の露天風呂
「雲峰荘」は広大な露天風呂があり、のんびりと湯につかるなど癒しの場となりました。夕食後は恒例の交流会、別棟の宴会場を借りきり、飲めや歌えの○○○○騒ぎで、前回ベランダで寝てしまった一人の男性は、今度も正体なく飲みつぶれました。
ワイン
翌日は、参加者のリクエストに応えて、「メルシャンワイン」の工場見学(勿論、試飲もいたしました。)そして、富士五湖巡りです。
昼食としてリクエストにあがった「天祥庵」に行きましたら、定休日で残念、運転手さんの機転で何とか食事場所を確保するなどのオマケもつきました。
ヤッチン企画のご案内で「西湖」から富士山を望むビューポイントに案内していただき、皆さん盛んに写真を撮りました。(ここからの景色は千円札の裏にあります)
参加者=1期1名 2期1名 5期3名 6期1名 8期1名 10期1名 14期2名 16期1名 合計11名
今回は参加者も増えたのでレンタカーを借りて(ハイエースグランドキャビン=10人乗り)で行きました。(ドライバーは勿論プロですが二種免ではありません)11人も乗せたのか?ッテ。
マァマァゆっくりと話をお聞き下さい。今回は、Ku さんが夕方新幹線で那須塩原駅に到着しお迎えをして、翌朝早くに I さんが戻らなければならないということで、那須塩原駅にお送りするという離れ業でした。ですから、車には10人だけが乗車したという訳なのです。
報徳庵のお蕎麦
往きは、日光例幣使街道で杉並木を見物、今市市(現:日光市)の「報徳庵」でお蕎麦に舌鼓を打ちました。皆さん思い思いのメニューをたのみ美味しいお蕎麦に舌鼓を打ちました。中でも丼の表面がまっかになるまで唐辛子を振りかけたMi さんの唐辛子好きには恐れ入りました。と脱帽!!
此処で「駄洒落」が一発、「お蕎麦は絶対のうまさですが、もしも旨くなかったら、『イマイチ=今市』と言って下さい」
「報徳庵」のある場所は自然公園になっており農地開拓・灌漑の苦労を伝える数々の資料が展示されていました。ご一行は三重連水車や巨大な水車などを見物しました。さらに進んで、「日塩もみじライン」(日光と塩原を結び紅葉の絶景が沢山)で紅葉の景色にため息、ハァー
日塩もみじライン
お宿は二中14期卒業生のKa さんが経営する「ころぼっくる山荘」です。この日は同窓会のご一行を歓待しようとの主のお計らいで、フランス料理のシェフによる素敵な夕食会となりました。
勿論、ミノケンプロと安藤旅行社の腕にヨリをかけた、楽しくもバカバカしいそしてジーンとくる企画も堪能しました。
ころぼっくる山荘
このとき、大酒に酔いつぶれた一人の男が、テラスの上で高いびきを搔いておりました。そのまま朝まで放置されていましたら、この男の今日はなかったかも知れません。皆さんのあたたかい思いやりに感謝しているということです。
サテ、死人も出なかった一行は、参加者の皆さんが事前に調べて下さった、「殺生河原」での足湯やら「ステンドグラス博物館」などを楽しみ帰路につきました。
この旅行会で「楓会」の名称や会の体制などが決まりました。
参加者=2期1名 5期2名 6期1名 10期1名 14期2名 16期1名 合計8名
金湯館
発案者の車(エルグランド8人乗り)で往復しました。
水車が回り、つい最近まで電気を引かず「ランプの宿」としても有名でした、ひなびた温泉宿ですが大正時代から有名人も好んで訪れた由緒ある旅館で、森村誠一のヒット作「人間の証明」のロケ舞台となって一躍有名になった場所です。
「母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね。」
「ええ、夏、碓氷から霧積へ行く道で落した、あの麦わら帽子ですよ」
「帽子」(西条八十第一節)より
という決まり文句が車内でなんども話されました。
榛名富士と榛名湖
往きの行程では、榛名湖まで行き、榛名富士に行ってみようかという希望も出ましたが多くの方は躊躇しまして、榛名湖畔で雪がちらつくなか記念撮影をして早々と退散しました。
宿では、Si さんが準備してくださったゲームやクイズを楽しみ、群馬の銘酒を味わいました。
また、A さんによる名調子の司会でカラオケも堪能しました。
翌日は、「碓氷峠鉄道文化むら」に立ち寄り、全部本物の蒸気機関車や電気機関車・ディーゼル機関車などを見学しました。
帰りには、「峠の釜飯」をお土産に、あっという間の二日間でした。
峠の釜飯
この時から、「ショーケンツーリスト」・「ミノケンプロダクション」・「アンドウ旅行社」が創建されました。いずれも「駄洒落」を得意としていますが、それぞれ持ち味の違う趣のある「駄洒落」であります。中でも、「ミノケンプロ」さんは秀逸の出来で他の二社はいつも舌を巻いておりました。
この旅行会が「楓会」の出発でした。