トップ 運営 あの頃あの時 皆さんの頁 あゆみ 愛好会 母校
トップ 年間行事 第20回記念総会 卒業期と生年月日 同窓会のあゆみ 同窓会愛好会 校歌
組織図 須和田祭 同期会のページ 同窓会会報 ゴルフ愛好会 母校ホームページ
会則・Web規定 部活の皆さん 二中五十年史 旅行愛好会
総会 有志寄稿 坂の上の楓たち
賛助金 恩師登場

 

野鳥よもやま話 ・・・ 本吉健也さん(5期)

  5期の本吉健也さんは野鳥の美しさに魅了され、野鳥を撮り続けています。日本だけでは物足りず、世界各地に足を運んで撮りためた野鳥の写真の中から厳選したものを20点、寄稿してくださいました。皆さん、世界の野鳥を楽しんでください。(各写真をクリックすると拡大表示します)



キビタキ(山形県飛島)アオバズク(大阪府)アマサギと見島牛(山口県)

  子供の時から自然が大好きだったので、関西の企業に就職してから、わが家を大阪の北辺、豊能郡東能勢村(現在は豊能町)に建て、時たま双眼鏡をぶらさげて付近の里山を散策していた。本格的にバードウオッチを始めたのは、東京勤務時代の1996年の高尾山である。そこで出会ったオオルリ、キビタキ、ミソサザイなどの美麗な姿や囀りにすっかり魅了されてしまった。

ギンザンマシコ(大雪山)タンチョウ(釧路湿原)流氷上のオオワシの群れ(知床)

  日本野鳥の会に入会し、東京支部の例会に参加するようになった。近場では東京湾の周辺、多磨霊園など、泊りがけでは富士山麓、信州の高原や山麓、尾瀬ヶ原、東北、伊良湖岬、遠くは三宅島や沖縄など探鳥の旅にでた。楽しみは、その日に見た鳥のリストを皆で確認する「鳥合わせ」の後に、各地から集まってきたバーダー(野鳥愛好家)と、さんずいのとり(酉)を酌み交わしながらの鳥談義で、まさに至福の時である。そして初見の鳥を野鳥図鑑に、観察した場所と年月日を記録する。

ウソ(北海道)オジロワシ(北海道)クマゲラ(北海道)

  1999年春に日本総合研究所をリタイヤして関西へ戻った。自宅近くの妙見山や山麓を流れる初谷川は、日本野鳥の会・大阪支部の例会が開催される探鳥スポットであるが、初見の鳥が増えずに段々と物足りなくなった。その打開策として、バードウオッチ専門会社が企画する国内外の探鳥ツアーに参加することにした。日帰りで関西一円、東海、中国、四国地方の探鳥スポット、泊りがけで、北海道各地、関東・中部・九州地方の内陸、歯舞・色丹沖、日本海や東シナ海に浮かぶ島々、太平洋の小笠原諸島・硫黄3島などへ旅した。海外では、韓国、モンゴル、台湾・金門島、香港、北インド、エジプトなどへ行った。

オオミズナギドリ(太平洋)カツオドリ(小笠原諸島近海)エトピリカ(歯舞・色丹)

  私の探鳥の目的は、鳥を見るだけでなく、その土地の風物にふれることである。春秋の鳥の渡りの季節には、内地では見かけない大陸系の野鳥を日本海や東シナ海に浮かぶ離島で見ることができる。与那国島、石垣島など訪れた島には、内地では見られない文化と風習が残っている。

ピラミッド上のハヤブサ(エジプト)アオショウビン(北インド)アネハヅル(モンゴル高原)

  モンゴル高原では、およそ三十年前に司馬遼太郎と須田画伯が宿泊したゲル・キャンプで、彼らと同じ思いで満天の星を仰いだこともある。エジプトの観光旅行では、ガイドの説明を上の空で聞きながら、ギザのピラミッドの先端で舞うハヤブサのペア(写真)を望遠レンズで撮影し、まさに一石二鳥だった。

アオサギ・コサギ(ナイル川)イソヒヨドリ(小笠原・父島)アカショウビン(戸隠)

  いままでに観察した野鳥は約450種になる。初見の鳥は、図鑑「フィールドガイド 日本の野鳥」(日本野鳥の会編)の該当の鳥のイラスト下に、必ず観察した年月日・場所を記入する。最近では遠くのツアーへ参加しても、初見の鳥は精々2,3種程度かゼロの時が多く、費用を初見の鳥数で割ると数万円以上か∞になることがある(笑)。(完)

エゾフクロウ(北海道)コキンメフクロウ(北インド)