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旧東海道ウォーキング(後編) ・・・ 中村正司さん(5期)

  前篇では全行程の紹介をしましたが、後編は旧東海道の全行程を歩くことが難しい方のため、今回は完歩するのではなく、観歩のつもりでおいしいところを紹介してもらいました。(東から西へ)
●箱根宿~三島宿(神奈川県~静岡県)

  旧東海道で三大難所といわれるのが「箱根の山は天下の(けん)」で有名な箱根、中山峠(静岡県)、鈴鹿峠(三重県)で、その中でも箱根の山越えは最もハードだった。小田急箱根湯本駅を下り、三枚橋を渡ると上り坂がはじまる。石畳の道が多く、下を注意して歩かないと危ないため疲れる。(あい)宿(じゅく)畑宿(はたじゅく)を経て、どんどん登り、やがて芦ノ湖が見えるとほっとする。できれば一泊し、翌日三島宿まで歩きたい。芦ノ湖から樹齢350年の杉並木、箱根の関所を過ぎ、三島宿に向かうとやがて細い道の両側から覆いかぶさるような篠竹のトンネルが現れる。これは素晴らしい。
●沼津宿~原宿(静岡県)

 駿河湾沿いに約15キロ続く千本松原と富士山の眺めは東海道随一ともいわれる。JR原駅から戻ってもいいが、可能なら更に吉原宿まで足を延ばせば左側に見える左富士を楽しめる。但し、天気の良い日を選ぶのが絶対条件。
蒲原(かんばら)由比(ゆい)宿(静岡県)

 東海道線蒲原駅で下車し、由比の町を歩き、由比駅前あたりで名物の桜エビを食べ、薩堆(さった)峠に至る。峠から駿河湾越しに眺める富士は浮世絵にも描かれたほどのビューポイント。
●宿~岡部塾(静岡県)

 JR静岡駅からバスで丸子(まりこ)宿へ。茅葺き屋根の「丁字屋(ちょうじや)」で麦めしとろろ。

そのあと宇津ノ谷(うつのや)峠に向かう。江戸から明治にかけての建物が残る集落は一見の価値あり。

●島田宿

 JR島田駅から藤枝方面に戻り、旧東海道からそれるが、大井川に架かる木造の蓬莱橋897.4メートルも渡ってみたい。
知立(ちりゅう)宿~鳴海(なるみ)宿(愛知県)

 名鉄知立駅から歩き、信長と今川元義が戦いをした桶狭間古戦場跡を経て、有松(ありまつ)絞りで有名な厚い土壁塗りの家並みは住民の宿場に対する思い入れが感じられる。
関宿(せきじゅく)(三重県)

 このあたりになるとJRの本数が少なく不便だ。江戸時代から明治にかけての約1.8キロに及ぶ町並みは東海道一の美しさだろう。でも、この古い建物を維持するのは大変なことだと思う。
このほか印象に残っている場所は沢山あるが、紙面の関係で割愛します。皆さん好奇心と健康のため歩きましょう。